経営者として教室運営で考えられる損害と加入しておくべき保険とは?

教室運営を行う際は様々なリスクが想定されることも念頭に入れておかなければなりません。今回は、想定されるリスクに対して、最小限に抑えることができる保険と経営者ならではの老後への備えについて紹介していきます。

教室運営 保険

2018年04月26日更新

教室運営ノウハウ

わたしのお教室(マガジン編集部)

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教室運営で考えられる損害とは?

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お教室によって、想定されるリスクに違いはあります。しかし、どんな教室運営でも、起こりうる損害として捉えることができます。起きた損害は、比較的大きな出費が必要となるケースも考えられます。ここでは、教室運営で起こりうるリスクに関して紹介します。

大きなケガや病気

サッカーや野球のようなスポーツスクールを運営している人にとって、スクール生のケガはつきものです。試合のみならず、練習中であってもケガになる可能性は考えられます。ケガの具合にもよりますが、大きなケガなどをした場合には手術が必要となるケースが考えられます。そのような場合、大きな医療費になることから、生徒さんにとっても負担となります。

また、その他のお教室でも大きなケガは考えられます。スクール生にとって安心して通うことができる、万が一に備えたお教室運営を行っていくことは大切なことです。

施設の劣化や備品の損傷

施設の劣化とは、建設不備によって、テナントなどの施設が脆く、建設した側の欠陥によって想定されるリスクのことを指します。例えば、壁が崩れて生徒さんがケガをしてしまった際に発生する医療費などが挙げられます。また、施設の老朽化によって、修理代もかかってきます。

そして、比較的高額な備品も一度壊れてしまえば、修理代や買い替えなどを検討しなければなりません。状況次第では、これらによる損害で大きな費用がかかることもあるのが教室運営です。

税金への対策とは?

一般的に教室運営に必要な資金は、収益でまかなうことになります。主に生徒さん達の月謝料がお教室の収入源となることが考えられます。このことから人気お教室であればある程、収益の額に応じて税金を支払わなければなりません。

しかしながら、どんなお教室であっても税金に対しては、ある程度の対策をすることができます。節税によって得た資金は、レッスンに必要な備品などに回すこともできます。節税に関しては、できる限りの対策を行うことがおすすめです。

教室運営を行う経営者が加入しておくべき保険とは?

教室運営 保険
いくつかの要因で想定される教室運営ならではのリスク。ここでは、それらのリスクによって、損害が発生した際の出費を最小限に抑えることができる保険をいくつかピックアップします。

スポーツ保険や塾保険

これらの保険に入るメリットは、生徒さんが万が一ケガなどをした際にかかる医療費を保険料で補うことができる点です。もし、生徒さんにそのようなことがあった際は、生徒間との金銭トラブルなども起ることが考えられますので、加入はおすすめです。

また、保険によっては、文化系のお教室でも対象となる場合があります。例えば、書道教室や公文教室のような場合でも加入することができるケースがあります。お教室で想定されるリスクを見積もった上で、スポーツ保険や塾保険に加入するようにしましょう。

施設賠償責任保険

施設賠償責任保険は施設内で発生するような事故以外でも保険金を受け取ることができるケースがあります。例えば、お教室で働く講師が知らない人をケガさせてしまったり、お教室の看板が落下し通行人にケガをさせてしまった場合であっても、保険料が支払われるようになっています。

施設賠償責任保険の加入によって、幅広い事故を想定した際に必要となる費用を負担することができることになります。

損害保険

お教室運営となると、比較的高額な備品をレッスンで取り扱う場合も考えられます。例えば、音楽教室であれば楽器は比較的高額なものになります。そのような楽器が破損したり、盗難被害にでも遭えば大きな出費となってしまうことが考えられます。そのようなリスクに対して、保険をかけることができるのが損害保険です。

また、それらの備品を生徒さん誤って壊してしまうことも考えられるのがお教室です。その後の、生徒との金銭トラブルにならないためにも、損害保険に加入しておくこともおすすめです。

国民健康保険

教室を運営している人達の中でも比較的高額な保険料として知られているのが国民健康保険です。しかし、国民健康保険に加入するメリットに保険料の減税を挙げることができます。もし、会社の経営状態が悪くなってしまったり、地震などの自然災害に見舞われた際は、保険料への支払額を減らして、悪化した経営状態の回復を優先することができます。

会社員とは違って、経営者の場合だと生活面における医療保険や生命保険といった対策が必要不可欠です。万が一の場合でも、保険の解約をすることなく、少ない金額で保険料の支払いで済ますことができるのが国民健康保険に加入するメリットと言えます。

教室運営者の老後の年金はどうすればいいの?

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会社員とは違って、教室運営者の場合ですと、福利厚生や退職後の年金が支給されることはありません。しかし、経営者自身でこれらの代用となる備えをすることは可能です。ここでは、経営者が考えるべき年金制度や活用方法について紹介します。

確定拠出年金

確定拠出年金とは、掛け金に対して、所得税が控除されることになります。しかし、積み立てたお金は60歳以降での受け取りとなるのが一般的です。このことから、老後の年金を用意できることに適しているのが確定拠出年金となります。

掛け金として支払う額に関しては、役職毎によって違いがあります。経営者の場合ですと、他の役職よりも比較的大きな積立を行うことが可能です。税金が大きくなりがちな経営者だからこそ、積極的に利用したいのが確定拠出年金です。

小規模共同共済

確定拠出年金と似たような仕組みで、毎月の積立によって老後の資金作りに役立つものに小規模共同共済が挙げられます。経営者の年金制度と呼ばれることが多い小規模共同共済は、お教室が廃止になった際は、それまでの期間において積み立てておいた額の給付を受けることができる特徴があります。

今は経営状態が良くても、今後に関しては誰でも分からないものがあります。例えば、経営状況が良くても、病気やケガなどによって、運営することができなくなってしまう可能性が考えられるからです。万が一に備えられるお金を、早い時期からコツコツ積み立てておくことが大切です。

定期預金

教室運営によって、得た収益が余剰資金になるようであれば、定期預金として資産運用が行える機関にお金を預ける方法もおすすめです。特に経営が上手くいっているような人であれば、元本の高さを活かした資産を構築していくことが可能になります。

注意点としては、出金する際は満期まで引き出すことができない点です。つまり、急な出費には対応できない場合も考えられますが、利率を活かした資産運用が特徴ですので、収益に余裕のある人はおすすめです。

教室運営だからこそ、保険で万が一に備えよう

ケガや病気、備品の破損など、思わぬ出費が発生することも考えられるのがお教室運営です。また、福利厚生や退職金のない教室運営者は自分でこれらの対策を行う必要があることも知っておかなければなりません。あらゆるリスクを想定し、それらの損害を補うことができる年金や保険に加入することが教室運営を安定させていく上では大切なことです。

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