教室運営ノウハウ

音楽教室の開業方法|必要な予算や楽器・開業場所の選定方法とは

音楽教室といっても、ピアノ教室のような楽器を扱うところもあれば、ボイトレ教室のような声を発して歌うレッスンもあったりと様々です。ここでは、音楽教室を開業する方法や必要な備品にかかる経費について紹介します。

音楽教室 開業

2018年03月31日更新

わたしのお教室(マガジン編集部)

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音楽教室を開業する方法とは?

音楽教室 開業
音楽教室を開業する際は、楽器などの備品が必要になることが考えられます。しかし、書類の準備や施設の選び方も大切なことです。ここでは、音楽教室を開業する上で必要な書類やコンセプト、場所選びについて紹介します。

開業届けの提出

音楽教室を開業する際は、個人事業主として開業届けを提出する必要があります。必ず、最寄りの税務署で開業届けを提出するようにしましょう。また、講師を雇ってレッスンを充実させたい人は、給与支払事務所等の開設届出書も提出する必要があります。

このように、音楽教室の開業は、楽器などの備品だけではなく書類も提出する必要があることを理解しておく必要があります。

開業場所の選定

開業場所はレッスンの場所としてのみならず、生徒さんの通いやすさや維持費にも関わってくる大切な決め事と言えます。ここでは、開業する際に重要となる場所を決める際のポイントについて紹介します。

地域選び

地域選びは、音楽に関心のある人達が住んでいるのかどうかが決め手となる場合があります。例えば、どんなに良いレッスンや施設だったとしても、音楽に関心のない人が住む地域だとお教室に人が集まらないからです。

そして、比較的アクセスの良い地域で開業できるとなれば、生徒さんにとって通いやすい音楽教室としてだけではなく、お教室の存在を知ることができる人達も増えるため宣伝にも力を入れやすくなり、開業しやすくメリットの多いエリアになるでしょう。

このように、施設の間取りといった内部だけではなく、地域選びも大切になってくるのがお教室を開業する上でのポイントとなります。

施設・場所選び

音楽教室向けの施設を選ぶ際は、防音性や部屋の規模で考える必要があります。例えば、レッスンの音が近隣に響き渡ることがあれば、経営することができなくなる場合も考えられますし、広さによっては、必要な楽器の配置や生徒さんを受け入れる人数が変わってきます。

また、手軽な音楽教室を開業される場合は、自宅でお教室を開講する方法も挙げることができます。自宅で開業する場合は、生徒さんの人数は部屋の広さに応じて限られてしまうことが考えられますが、少ない資金で開業することができるメリットがあります。

音楽教室のコンセプトを決める

音楽教室のコンセプトを考えることは大切なことです。なぜなら、コンセプトによって必要な経費や施設などが決まってくるからです。

例えば、音楽の道でプロとして活躍できる生徒さんの育成を考えているのであれば、それなりの楽器も必要になりますし、何より施設選びが大切になってきます。初心者向けの音楽教室なのであれば、楽器の扱い方を学べる教科書があったほうが好ましいケースが考えられます。

このように、必要な備品を用意する上で、開業する音楽教室の特徴やコンセプトを考えることは大切なことです。

生徒さんの集客に必要なこと

生徒さんが集まるということは、人気の音楽教室としてのみならず、収益にも良い影響が及ぶことになります。しかし、音楽教室を開業したからといって、生徒さんが集まるとは限りません。お教室の存在や特徴などを知ってもらう必要があるからです。

そのような集客する際は、宣伝力が大切になってきます。例えば、チラシを配ったり、WEB上でホームページを開設し、お教室の魅力を感じてもらう必要があります。開業と合わせて、生徒さんを集める方法を模索することも経営者として大切なことです。

音楽教室の開業で必要になる備品とは?

音楽教室 開業
音楽教室は音を発するレッスンがあることから、防音対策が必要不可欠です。しかし、音楽教室によっては、必要な備品や楽器が異なるケースが考えられます。ここでは、各音楽教室の開業に必要な備品について紹介します。

ピアノ教室に必要な備品

ピアノ教室の場合、グランドピアノを用意するのが一般的です。例えば、コンクールやクラシック音楽の演奏で使われていたりするピアノもグランドピアノであることが多かったりします。

そして、もう1つ使われることが多いピアノの種類に、アップライトピアノがあります。アップライトピアノとは、小学校の音楽の授業に使われることが多く、コンパクトなサイズであることから設置しやすいのが魅力的です。このようにレッスン部屋の規模に応じて、ピアノを選ぶ方法もおすすめです。

リズム教室に必要な備品

リトミック教室としても知られるリズム教室。リトミックとは、「体を思う存分に使う音楽への楽しみ方を学ぶこと」がコンセプトとされていることから子ども向け教室として人気を集めることが多い音楽教室です。必要な楽器は、小さなお子さんでも楽しむことができるカスタネットなどが必要です。

また、先生自身の演奏によって、子ども達を楽しませてあげるようなお教室も魅力的です。その場合はピアノなどが必要になります。リズム教室の特徴に合わせて、楽器を揃える必要があります。

ボイトレ教室に必要な備品

声を発したレッスンであることから、ボイストレーニングを行う教室では、あまり楽器のような備品を必要としないのが特徴です。しかし、ボイトレといっても、お歌の上達を向上させるのに必要なものはあります。例えば、音程に合わせた曲を歌いやすくしてくれる楽譜やボイスレコーダーで確認するのも上達には必要です。

このように、生徒さんのスキルの向上に必要とされる楽器や備品の選び方も重要と言えます。

楽器音楽教室に必要な備品

楽器音楽教室とは、様々な楽器と触れ合いながらレッスンを受けるお教室になります。例えば、コンサートで演奏に使われるサックスやトランペット、バイオリンなどが挙げられたりします。また、生徒さんにとって楽器は高額であることから、それらの様々な楽器に触れることができる楽器音楽教室が人気を集めたりもします。

このことから、多種多様な楽器の準備が必要になるのが楽器音楽教室の特徴になります。

音楽教室の開業に必要な資金はどれくらいなの?

音楽教室 開業
音楽教室によって、必要とされる楽器に違いはありますが、費用に関しても違いがあります。ここでは、音楽教室で必要経費となる施設や楽器の費用について紹介します。

施設を借りる費用

施設を借りる際にかかる初期費用のみならず、維持費がかかることも知っておく必要があります。音楽教室における収益の額に関係なく、毎月の支払いが必要になるのも施設を借りて行く上で考える必要がある維持費です。このことを理解した上で、開業前におけるテナント費用を見積もっておく必要があります。

また、音楽教室では防音性のある施設作りも大切なことです。テナントの改装が必要であれば、そのような修理費用なども見積もっておく必要があります。

楽器の費用

楽器は、種類によって比較的少ない資金で準備できるものもあれば、高額な費用がかかってしまうものもあります。特にピアノ教室でグランドピアノを用意する場合は、他の楽器よりも比較的大きな額がかかってしまうことが想定されます。また、バイオリンのような弦楽器の場合も数百万円かかってしまうことが考えられます。

これらの楽器は、種類によってお値段の付き方が大きく異なるため、無理のない範囲で準備する必要があります。お教室によっては、楽器が予算の中で大きな支出を占めるものだということを理解しておくことが大切です。そして、楽器によっては、コンセントを挿して音色を響き渡らせるものもあったりしますので、電気代も見積もっておく必要があります。

人件費

人件費は、生徒さんの人数に応じて、必要とされます。例えば、100人の生徒さんが集まるのであれば1人でレッスンの指導を行うことは難しくなりますので、人手が必要になります。また、生徒さんには様々なレッスンに通う目的があることが考えられます。

そのような場合にも、1人1人にあった目的に応じた専属の講師が複数いたほうが魅力のあるレッスンが行えるメリットが考えられます。そして、経営していく中で生徒さんが増え、講師を雇う必要性が出てくることも考えられます。

教材費

特に子ども向けのお教室の場合は、どんなお教室であっても基礎を教えて行く上で、教材選びがレッスンには大切になってきます。例えば、リズム教室のような音楽に合わせて、楽しむようなお教室でも教材があったほうが便利になる場合がありますし、ピアノ教室でも初心者向けのピアノの引き方や扱い方について学んでもらう必要があることが考えられます。

また、音楽教室の特徴によって、集まる生徒さんも異なるため、目的に合った教材選びが大切です。

音楽教室のその他にかかる費用

その他の費用としましては、楽譜に用いられる紙代や印刷機などが挙げられます。そして、ピアノ教室や楽器音楽教室の場合は、コンクールやコンサートへの出場も考えられます。そのような費用は月謝分として含めるのか、それともお教室側で負担するのかも決める必要があります。そのような想定される範囲内で費用をしっかり見積もることが開業する上で大切となってきます。

開業前の準備が大切な音楽教室

音楽教室 開業
音楽教室となると、必要なものとしては楽器に対してのみ考えがいきがちになります。しかし、施設選びや開業届けと様々なものが必要になるのが音楽教室の開業と言えます。経営者として、必要になる経費を削減することは大切なことですが、何よりも生徒さんにとって、通いやすいレッスンやお教室作りが大切です。

生徒さん目線で、素敵な音楽教室の準備を行うようにしましょう。

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