教室運営ノウハウ

パソコン教室は儲かるの?失敗しないための開業の仕方

人にものを教えたい、単純にお金を稼ぎたい、そんな思いでパソコン教室を開業しようと思っている人はいませんか?もちろんパソコン教室を始める動機はそんな感じでもいいでしょう。人に教えられることがパソコンしかないので、という人もいます。世の中にはたくさんのパソコン教室が展開されていて優良な教室や、質の悪い教室も数多くあります。そういった中でパソコン教室運営していくには、また一から勉強しなければいけないことになるでしょう。ここではそういった方が始められやすい、始めてからも継続して教室運営できるよう、パソコン教室の開業運営についてご紹介したいと思います。

2018年03月01日更新

わたしのお教室(マガジン編集部)

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パソコン教室を始める前に

パソコン教室を開業する前にまずは情報収集をしましょう。これからパソコン教室を始められる人なら簡単ですよね。ネットで様々な情報が拡散されている今の世の中ならすぐ情報が手に入ります。ただその情報をすべて真に受けていてはどれが正解で、どれが不正解なのかわかりません。正しい情報を仕入れるためには的確な情報収集が必要です。

調べてみると分かりますが、パソコン教室の始め方にもいろいろあります。フランチャイズ契約をして開業する、個人でパソコン教室を開業するという方法です。

フランチャイズ契約とはフランチャイズを行っている企業にお金を払って教材や研修、集客手段など様々な知識を教えてもらい開業までサポートしてくれることです。もちろん開業後も分からないことを聞いたり教えてもらったりもできます。

一般的に教材やノウハウのやり方を1から個人で始めるには膨大な時間とコストが必要になってくるためフランチャイズで始める人が多いです。

個人で教材を作成できるし営業もできる、場所も確保できるというなら個人教室を開業するのもありだと思います。個人でやる場合にも教材だけを配布されているところもあるみたいなので信用できるところなら積極的に資料請求や相談などしてみるとよいでしょう。

パソコン教室を始めるための知識・技能

パソコン教室を始めるためになにか特別な知識や技能は必要かと聞かれるとそこまで必要なことは少ないと思います。もちろん集客や営業方法といったパソコンとは別の知識は沢山必要になってきます。

しかしパソコンがある程度使えればあとはご自身でも勉強しながら教室運営は可能です。始めるには自分の知識や技能では心配だと思う人はまずなにから勉強すればいいか知ることが大切です。

パソコン 教室 開業

必要なパソコンの知識

まずパソコンが使えるといっても個人の裁量で全然違います。何が分かって何が分からないのかを明確にしリストにでも挙げていくとわかりやすいです。

  • PCの基本操作ができる
  • ワード・エクセルなどのソフトが使える
  • インターネットでほしい情報を集められる
  • WEBサイト制作ができる
  • フォトショップ・イラストレーターが使いこなせる

 
上の例のように自分にできることをリスト化すると、何が教えられて何が勉強不足なのか分かってくるので個人で開業する場合の目安になっておすすめです。

例えば初心者をターゲットにする場合、上の3つぐらいできれば教えられるということになります。パソコン教室の多くが初心者でなにも分からないところから勉強するという人です。そういった方に教えたいというのであれば割と簡単に、勉強すれば教えることは可能でしょう。

WEBサイト制作ができる・フォトショップ・イラストレーターが使いこなせるという人はもっと上のレベルの教室を開くことができます。自分の教室で初心者の人があまり来なくなったりもっと新しいことを勉強したいという声があればそういった授業でカリキュラムを組んで教室を開くということもできます。

フランチャイズ契約で必要なこと

フランチャイズ契約とは上記でも説明したとおりフランチャイズ企業と契約して様々なサポートを受けて教室運営していける運営形態です。こちらのほうが、勉強しなければいけないことは研修を受けられ、開業までのサポートも受けられるのでスムーズに開業できます。

そのかわり、加盟金や契約金、保証金などお金も結構掛かります。またロイヤリティとして月々の売り上げの〇%や月々3~8万円程度払わなければなりません。信用できるフランチャイズ会社をしっかり見極めなければお金の支払い損です。

パソコン教室を始めるための資金

フランチャイズ契約で開業するか個人教室で開業するかによってまったく変わってきます。

個人教室での開業資金

個人で始めるといっても場所や教え方によってお金の掛かり方も変わってきます。

まず一番お金の掛からない方法としては自宅で個人教室を開く方法です。自宅ということで家賃も掛からず光熱費やネット通信料も経費で落とせる部分があるからです。また近所の人が教わりにくることもあるので近所付き合いも円滑になりコミュニティが広がります。人付き合いが好きでなおかつお金もあまりかけたくない人におすすめです。

また自宅以外の場所で開業しようと思っている人はその場所によってかかるお金を計算しましょう。賃貸やテナントを借りてパソコン教室を開く場合、かかるお金としては

家賃+光熱費+交通費+通信料+パソコンレンタル料(生徒持参の場合はなし)

が掛かります。家賃と通信料は生徒の数が0人でも固定で掛かる費用なのでなるべく安く済ませたいところです。

パソコンレンタル料は個人事業主側で準備する場合に必要です。ネットで注文できるサイトを参考にすると

ノートパソコン 2,400円~
ノートパソコン(オフィスセット付) 5,400円~

となります。お手軽にレンタルできるのでパソコンを持っていない人への集客のためにこちらで準備するのもいいかと思います。

教材作成も1からとなると、お金こそそこまでかかりませんが、時間がとても掛かります。時は金なりという言葉がある通り膨大な時間がかかるものは、お金をかけて外部委託するのも悪くはありません。教材やパソコンの貸し出しのみをしている会社もあるのでそちらに外注という形で教材等のコストを下げましょう。

軽く見積もって自宅であるものだけを使い、生徒のPCも持参ということなら極論、0円で始めることができます。しかし賃貸を借りたりパソコンをレンタル、教材をレンタルなどしていると初期投資として30~100万円ほどかかることになるでしょう。

またテナントを借りる人はなかなかいないと思いますがおすすめしません。なぜかというとテナントは賃貸と同じように敷金・礼金・仲介手数料など掛かりますが、さらに保証金・保証料などがかかるのです。賃貸を借りる初期費用が家賃の6ヶ月分相当だと、テナントを借りる初期費用は家賃の10ヶ月分相当になるといわれています。よってテナントはおすすめしません。

パソコン 教室 開業

フランチャイズ契約での開業資金

フランチャイズで開業する場合かなりの出費を想定しておいたほうがいいでしょう。
上記でも書いた通り、まず加盟金・契約金・保証金・情報システム使用料で初期投資が膨れ上がります。契約する会社によってまちまちですが30~200万円です。さらにいうと初期投資が少なくても教材費や広告費で高いお金を請求されることがあります。いくら初期投資が少なくてもあとから掛かるものでお金を搾り取ろうという会社もあるので気を付けましょう。

また月々のロイヤリティですが、売り上げの〇%を支払うというのはあまりおすすめしません。たしかに開業した当初は生徒の数も少なく支払うお金もそれに応じて比例するので助かります。しかし売り上げが上がってくるとどこまでもロイヤリティが上がってくるということです。もともとパソコン教室を継続して運営していこうという人は最初から弱気にならず月々固定のロイヤリティが掛かるところをおすすめします。

パソコン教室の授業形態

パソコン教室には様々な授業形態があります。フランチャイズ契約をしている人はあらかじめ企業にカリキュラムを決められているところが多く、また勝手に授業の変更などできないので自分の好きに教えることができません。そういった中でどのような授業形態があるのかご紹介いたします。

個人で開いている授業

個人でやっているということは授業内容等も個人事業主の自由です。その時の生徒によって授業形態を変えられるのが強みですね。資料となる教材やテキストは自作で作ることになるのでかなり時間を取られてしまいます。生徒が持ってきているパソコンが教えているOS・ソフトと違うものの可能性もありますね。そういった場合にも対応できるように講師側も日々勉強が必要です。

テキストメインの講座

生徒にテキストを配って自主的にやってもらい、分からないところを講師がサポートするといった授業です。やる気のある人はどんどん成長していきますがやる気のない人はあまり伸びません。分からないところは積極的に質問してもらうことで個人のやる気を高め、そのサポートに講師が付くといった感じになります。

動画メインの講座

今もっとも多いのがこのスタイルです。講座を動画で流してそれをテキストと見比べながら勉強していく講座です。有名な講師や実績のある講師の授業風景を録画したものを流すことで行っていく講座です。テキストだけではわかりにくいところを動画で分かりやすく説明し、それでも分からない場合は、現場についている講師に聞けるという2段構えです。なので理解するのが難しい人でも丁寧に教えてもらえます。

個人教室で開業

さて準備としての情報が整ったところで、これからパソコン教室を開業しようとしている人はどのようなことから始めればいいのでしょうか。

開業する場所、資金、等の準備が終わったら集客もしなければいけません。フランチャイズではそういったこともサポートしてくれますが、個人の場合すべて自分で行わなければいけません。新聞折込み・店置きチラシ・ポスティング・手配りチラシなど地道な方法が主になります。
また口コミなどの集客の方法もあります。近所の人など親しい人が近くにいる場合は積極的に活動しましょう。

SNSなどのソーシャルメディアを活用する方法もありますが、PC初心者の人が対象では情報がそこまで届かないのが現状です。またソーシャルメディアを活用できる人ならPC教室に通わずとも独学で習得できる人が多いです。そういった人用にWEBサイト制作やフォトショップなどのツールを教える講座であれば、SNSやインターネットでサイトを作って広告する方法もあります。

自宅で開業する場合には、生徒の募集がきたらすぐに授業を開始できるように準備しておきましょう。自宅のいいところとして生徒が来なくてもあまり維持費が掛からないということです。パソコン持参の教室だとレンタルするパソコンもなく教材等の準備だけでいけることもあります。

ただその教材等の準備が一番大変になるでしょう。パソコンもオフィスソフトも年々バージョンアップしていっているのが現状です。それを最新で合わせていく必要はありませんが生徒の中には最新のものを購入して使っている人もいるでしょう。質問されたら答えられるように、教える部分の勉強はしておいたほうがよいと思います。そういったことを続けられるなら個人開業でも問題ないでしょう。

フランチャイズ契約で開業

パソコン 教室 開業
初めて開業する人からすると、分からないことはなんでも聞けてサポートもしてくれるフランチャイズ会社はとても頼もしいものです。出店する場所や教材の提供、パソコンや備品の準備までトータルサポートしてくれます。

1から始める人にとってはとても勉強になるでしょう。優良なフランチャイズ会社と契約することはとても大切です。そのためにはまずフランチャイズ会社のことについて調べましょう。中には高い加盟金や保証金、教材費などを提示し、教えてくれることもひたすら営業のことだったりということもあります。

高いお金を提示するところでもしっかりサポートしてくれる会社もあります。一度その会社の説明会やオーナーなどの話を聞き信用できるに値するかの判断基準にし、よく見極めた上で契約しましょう。

フランチャイズ契約の流れ

  1. まずは企業にお問合せ
    始めに企業へフランチャイズ契約をしたい旨を伝えましょう。お問い合わせは電話かWEBのフォームで応募できることが多いです。
  2. 説明会に行く
    企業から返信がきたらまず個別か複数人の説明会、または実際に塾の教室見学などに行きます。
  3. 企業の人とカウンセリング
    企業の人と開業するか否かの相談をします。承諾する際には開業エリアの情報やそのエリアごとの特性についても話をします。開業費用の相談や見積もりもここでしてもらいましょう。
  4. 企業と契約
    実際にエリアや費用についての話し合いが終わり、両者合意のもと契約書を交わします。契約時に加盟金などお金を支払う場合もあります。
  5. 開業するエリアの物件探し
    開業するエリアでどの物件を借りるか企業と相談します。開業する立地は集客などにもかかわってくるので企業とよく相談し、決めましょう。
  6. 企業開催の研修
    開業する前に企業から研修を受けるように言われます。ここで授業のカリキュラムや集客について学びます。
  7. PCやネット回線などの配置
    企業によってですがPCの設置やネット回線の接続を行ってくれます。この作業も自分で一からやるとなるととても面倒くさい作業になります。
  8. 生徒募集のため、広告や宣伝
    パソコン教室をオープンする日を決め、生徒募集を開始しましょう。チラシ配りや新聞の折り込み、ありとあらゆる広告媒体で募集をかけます。
  9. パソコン教室を開業
    ここまできてやっとオープンです。最初は無料体験などもすることが多いので人も集まります。やはり何事にもつかみが大事なのでそこでさらに生徒を増やすため実のある体験講座にしましょう。

集客するためには

店舗をオープンして募集をかけても生徒が来ない!なんてこともあると思います。今の時代、パソコンがなくてもスマホやタブレットで十分という人も多くなってきているからです。むしろ簡単な操作ならタッチパッドでできる分、スマホやタブレットの方がライトユーザーには使いやすくなっているのかもしれません。

そういったこともあり、今までのような初心者を対象としたパソコン教室では需要が薄くなってきている傾向にあります。もちろん教わりたい人が全くいないというわけではありません。新しいことを覚えようとしているおじいちゃんやおばあちゃん、子供が大きくなって時間に余裕ができた主婦など、あまりパソコンと触れ合う機会がない人などがメイン層になっているのです。

パソコン 教室 開業
逆に若い人やパソコンのスキルを上げようとしている人にはまた違った需要があります。WEBサイト制作やフォトショップなどのフォトエディターを使用したデザイン講座などです。こういったものはこれからの時代、フリーで働いていくのに非常に役に立ち、それで生計を立てている人がいます。

パソコン教室を開業できるスキルを持っている人なら、そういったことを勉強をしてみるのもいいかもしれません。サイト制作やウェブデザインの講座を受け勉強してみるのもありですし、講座自体を参考にするのもいいでしょう。

パソコン教室を失敗しないために

パソコン教室を開業しても生徒が入らない、収入に対して支出が多すぎるなどの問題があると教室を運営していけません。パソコン教室の運営をしていく上で失敗しないための注意点があります。その注意点をおさらいしながらしっかり守り、継続したパソコン教室運営をしていけるようにしましょう。

個人で開業するときは初期投資を含め資金を6ヶ月先まで貯めておく

よく言われているのが個人事業では6ヶ月先までの資金を準備しておくことです。開業して間もない頃から収入があるわけではありません。最初の方はマイナス収支になるのを見越して6ヶ月先までの資金を準備しておきましょう。

初期投資 6ヶ月先までの生活費 6ヶ月先までの教室の維持費
0~100万 約30~120万 約0~70万

フランチャイズ契約する企業のことはよく見定める

加盟金や保証金が明らかに高いところはやめておいたほうがいいでしょう。またそれらのお金が安くても、教材費等でしっかり絞ってくる会社もあります。見極め方としては契約しようと思っている会社のオーナーさんと話をするのがよいです。まったくパソコンについての知識をもっていない人もいるので、心配なら一回やめて違う会社も見に行ってみましょう。

月々の掛かる料金をしっかり計算

経費や生活費を計算して月々に掛かる固定費を算出しましょう。月々どれくらい支出があるのか分かれば今のままで大丈夫なのか、もっと集客もしなければいけないのかが自然と分かってきます。計画性のある教室運営をしていきましょう。

月謝を高く設定しすぎない

やはりどうしても生徒の数が少ないまま半年ぐらい過ぎると、焦りが出てきて月謝の増減も考え出してしまうことがあります。一区切りついたので講座の内容のレベルを上げて生徒を募集するなど明確な理由があればいいのですが、講座を受けている期間中に変更するのは生徒の不安を煽ります。料金変更をするときには明確な理由を提示できるようにしておきましょう。

近隣に大手フランチャイズ契約しているパソコン教室がいるところには出店しない

特に個人でパソコン教室を開こうと思っているなら、あまり競合店がいないところに出店するのをおすすめします。フランチャイズでやっているところは授業システムのレベルも高く、もとから生徒がそちらに沢山いる場合、後から出店しても勝ち目はなかなかないでしょう。

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