パン教室開業に資格や開業届は必要?自宅開業で成功に導く7つのポイント

「パン作りが好きで人に教える事が苦ではない!」という方はパン教室を開業してみるのも良いでしょう。パン教室のメリットは何と言っても多彩な食材を使用する料理教室よりもコスパがかからない事。また、特別な資格もいらない事にあるのです。さらには、外に出て働けないと言う主婦にも人気の自宅開業のひとつと言えるでしょう。パン教室を開業するにあたり、どんな準備や心得が必要か、また得られる収入にも焦点を当ててみましょう。美味しいパン作りを人に教える事で、その味が広まり、収入面も潤うならば、最高の開業ですよね。

2018年02月26日更新

教室運営ノウハウ

わたしのお教室(マガジン編集部)

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パン教室開業に資格は必要?

パン教室開業に資格は必要?
パン教室の開業にあたり、一番気になることが資格ではないでしょうか。「何か専門的な資格がいるのか」「専門学校のような所で学んでから国家試験などを受ける必要があるのか」色々と想像を巡らせてしまいますよね。ですが、安心してください。パン教室開業に特別な資格はいりません。今までレパートリー豊富なオリジナルパンを作りあげてきた技術や味を生徒さんに伝授するだけなのです。

ちなみに、パン屋さんを開業するにあたっては、食品衛生責任者の資格が必要となります。ですが、ここではパン教室の開業という話なので食品衛生責任者の資格は無縁と言えますよね。また、インターネットを開けば、パン教室開業をするための資格がずらりと並んでいるではないですか!

これを見た方は「パン教室開業には資格がないとダメなのね…」と諦めてしまう方もいますよね。ですが、そうした資格は絶対に必須ではありませんし、実際にパン教室を開いている人でそうした資格を持っている人は少ないものです。中には、「パン作りの最先端な知識を取り入れたいから、パン作りの勉強ができる専門学校に通いたい」という人もいます。そうした多彩な知識を取り入れてからの開業も、自信が持てて良いですね。

考え方は人それぞれです。そこで、パン教室を開く上で自信が持てるような受講機関を次にご紹介しましょう。

パン教室を開く上で参考にしたい機関とは

パン教室を開く上で資格が必須ではないにしても、人に教えるノウハウや、パン作りを取り巻く器具などについて知りたいという人も少なくないでしょう。そんな想いがあるならば、次のような受講機関を上手に利用すると良いですね。自分の生活スタイルや、性格に見合った受講の仕方でセレクトするのがベストです。

パン教室 開業

通信講座

自宅の空き時間で受講できることが魅力の通信講座。パン教室を開業するにあたり、パンマイスターなどの資格が取得できるとしています。

内容的には、初心者でもわかりやすい解説でパン作りの基礎から学べるものがほとんどでしょう。中には、パン業界で注目の“自家製天然酵母パン”や“米粉を使用したパン”などの作り方も学べるため、トレンドをいち早く取り入れたいと言う方には最適ですね。

かかる費用の目安は、一括払いで6万円前後が妥当でしょう。また、分割払いにする事もできるところがほとんどです。

専門学校

「パン教室開業を始めるまでに数年の準備期間を有意義に使いたい」と思っている人は少なくないはずです。パン教室を開きたい人のための専門学校ならば、マイスターの資格はもちろんのこと、器具の使い方や指導の仕方などを一通り教えてくれるカリキュラムが含まれていることでしょう。また、パン教室やパン屋さん開業の運営ノウハウまで指導してくれるなど、多彩な知識が得られます。

通学期間は1年〜3年など様々です。学費も認定料込みで100万円以内が相場のようです。また、専門学校によっては、自分だけのスペシャルレシピなどが作れるカリキュラムもあるのだとか。

お料理教室

「パン教室を開業するのに、事前にお料理教室に通うのは、なんか腑に落ちない…」と感じてしまう人もいるでしょう。ですが、某大手料理教室では、パン作りのノウハウはもちろんですが、対人関係なども学べるシステムになっています。少人数制の料理教室が多いため、先々パン教室開業を目指すならば、こうした料理教室で主催するパン作りに参加するのもおススメです。

パン教室開業にあたり、得られる年収はどのくらい?

パン教室 開業
パン教室を開いて得られる収入は生徒の人数や規模にもよりますが、自宅で開業する場合、月収にして生徒10名前後×5,000円/月謝=5万円前後が平均でしょう。年収にすると約60万円前後という事になります。あくまでも一例ではありますが、自宅で開業するならばこの程度の生徒数、月謝が相場です。

ほとんどの人が、副業や趣味の延長として開業している人も少なくないようです。それ以上に大々的な規模でパン教室開業を目指すのであれば、生徒数を多く見積もって安定した収入を得るように大きめの会場を借りたり、宣伝費を増やしたりする事も視野に入れましょう。この場合、助手をつけるなどしなければならない事もあるため、雇用費用がかかるケースもありますね。

そうした費用を差し引いた金額が年収となります。また、一定以上の年収を越えれば確定申告などをして税金を納めるなどしなければならないでしょう。

パン教室開業に必要な準備資金の相場は?

パン教室における準備資金は、どこで開業するのかによっても変わってきます。小規模な自宅開業を目指すならば、自宅のキッチンを利用するため、オーブンなどを揃える必要があるでしょう。発酵機能付き石窯系オーブンならば、量販店で5万円前後の購入が相場です。中にはドイツ製の石窯オーブンを取り入れている開業者もいますが、どんなオーブンを使うかは人それぞれです。また、自宅で開業予定ならば、賃貸費用などはかからないため材料費やガス電気代などの諸経費のみで十分です。

パン教室 開業
一方で、市が斡旋してくれる教室募集などに申し込めば、市役所の一室や公民館の一室などで会場を借りる事ができますから、こちらも安価に抑える事ができますね。ですが、もっと目立つ場所や、大々的な規模を目指すならば、家賃の発生する賃貸ビルなどを借りなければならないため、敷金礼金や毎月の家賃を支払う事になります。

どうやら、パン開業の準備資金は、“どのような場所で開業するのか”という事が左右するようです。また、最近は欧米並みにパンの種類や技術も向上を目指す人が多いため、パンの材料にこだわるならば材料費はかさむ事もあります。

さらには、最初の生徒数を募集する時には、ブログやホームページのような便利なツールで告知したり、近所にチラシを配ったりする事がベストでしょう。その後は口コミなどで広めてもらう事で過度な宣伝費を抑える事ができますね。基本的にパン教室の開業で多額の準備資金がかかるという事は少ないと言えるでしょう。

パン教室開業に“開業届”は必要?

パン教室に限らず、何らかの教室を開く場合は「個人事業の開廃業等届出書」という書類が必要になります。教室を自宅、他の場所で開くとしたら、開業予定の住所の管轄の税務署と都道府県の事務所にも申告しなければならないのです。

この提出期限は教室開業の約1ヶ月以内です。ですが、開業の忙しさからついつい開業の届を提出し忘れたなら、何か罰則があるのでしょうか。万が一、提出し忘れたとしても何の罰則も課せられませんのでご安心ください。実際には開業届を提出している人は少ないのが現状です。

また年間290万を超えなければ事業税がかからないため、提出義務は ありません。プチママ企業としてパン教室を開業する女性が多いため、開業届を出すまでもない人が多いのでしょう。

東京・大阪などの主要都市で人気のパン教室開業!

パン教室 開業
コメが主食の日本人、欧米と比較すれば、まだまだパンについては開発途上のようです。ですが、東京や大阪などのグローバル化した主要都市では、最先端のパンを提供してくれるパン屋さんも数多くありますね。こうしたパン屋さんの多くには、パテシエと呼ばれるような有名な人が監修していたり、健康素材を意識したオーガニックや、五穀米、米粉などを使ったパンを披露していたりする事もあります。最先端のパンはこうした人が多く集まる東京や大阪から地方に波及されるケースも多いのです。

また、このようなあらゆるパンに恵まれた環境の東京、大阪でパン教室を開業しようとするプチ起業家は少なくないでしょう。こうした有名パン屋さんの多い都市では、パン屋さんに何年か勤めるなどして経験を積んでからパン開業に臨むのも良いですね。また、地方でパン教室を開業したいという人も、レパートリーを増やすためにも東京や大阪のパン屋さんなどで数ヶ月修行するのも良い経験になります。

本格的にパン教室を開業するならば、民間の資格よりもパン屋さんに勤めるなどの経験が大切だと言えるのです。

パン教室を開く上での心得

パン教室と言うとどんな事を思い浮かべるでしょうか。みんなで小麦粉を捏ねて生地を作って焼くと言う一連の過程が想像されますね。ですが、実際にパン教室で指導することは、“正確に計量すること” “時間の配分” “温度の管理”などが重点的に指導される事が基本です。他にも、指導で大切な事は“最後の掃除”と言う先輩指導者もいるのです。

また、パン教室では家庭向けにパン作り指導をする事がほとんどなので、生地を作る時は「手ごね」が基本です。一方で、パン屋さんは「ミキサー」を使ってパン生地を作ります。その差も家庭用のパン作りと営業用のパン作りの違いになりますので、生徒募集の際は、しっかりとどんな目的でパン教室に来ていただくのかの擦り合わせが必要となるでしょう。

どんなパン教室なのか、コンセプトを明確に!

パン教室 開業
なんの目的もなく闇雲にパン教室を開いたとしても、的外れであった場合、生徒が満足いかずに別のパン教室を求めたりすることになるでしょう。そのような事を避けるためにも、自分がパン教室を開く真意をはっきりさせる必要があります。

パン教室の生徒を募る時にぜひして欲しい事は、生徒さんは趣味程度のパン教室を望んでいるのか、それともベーカリーを出店したい気持ちで望んでいるのかを知る事です。そうした生徒さんとの気持ちの共有が大切なのです。そこがズレてしまう事で、「期待ハズレの教室だった…」とならないようにしたいものですね。

募集をかける時には、“家庭で楽しくパンが焼けるノウハウを学びませんか”や、“街のベーカリー目指してノウハウを学びませんか”などの広告キャッチフレーズを取り入れてみるのも良いでしょう。

常にトレンドを訴求する姿勢を!

パン作りに携わっている人の多くは、パンは奥の深いものだと実感しているようです。例えば、テーブルロールと言われるパンひとつをとってみても、焼き方やスタイルを変形させるだけで“アンパン”にもなりますし、正反対の“オレンジブレッド”にも早変わりしてしまうのですから。

また、パン好きならお分かりのように、パンにも流行があります。つまりファッションと同じようにトレンドを常に訴求する姿勢が大切です。毎週通ってくる生徒さんに、新しい技術や味を教えてあげる事がパン教室開業者の最も重要な仕事なのです。

パン教室を続けていくには“ひと工夫”が重要

日本の食卓に欠くことのできなくなったパン。家庭用ベーカリーが置いてある家庭も珍しくはなくなりましたよね。ですが、一般の家庭では、作るパンにも限界があるでしょう。そんなパンに少しだけ工夫を凝らしてあげたり、トレンド要素を加えてあげたりするだけで、再び食卓も彩るはずですね。また、先々は「パン屋さんになりたい!」という希望を持っている生徒さんに夢を持たせる事もできるのがパン教室指導者の使命でしょう。

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