教室運営ノウハウ

初心者のための教室開業の集客術「ここに通いたい」と思われる3つのポイント

自分の得意分野を活かし、”教室を開業したい”と考える方も多いのではないでしょうか。 新しい教室を開業するために重要なことのひとつは、集客を行なって生徒を集めることです。 なぜなら、ある程度の数の生徒が集まらなければ利益が出ず、教室を運営していくのは難しくなってしまうからです。 教室の集客が最も難しいのは一番最初で、教室の認知度が低いことによって生徒が集まりにくい傾向があります。 新規の教室を開業する時の集客方法や、集客時に考えておくべきポイントについてご説明します。

2018年02月26日更新

わたしのお教室(マガジン編集部)

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教室の集客方法とそれぞれのメリット・デメリット

教室の集客方法はいくつかあり、それぞれの方法にメリットやデメリットがあります。そのメリットやデメリットを整理し、いくつかの方法を試してみましょう。

生徒が教室を知るきっかけはいくつかあり、教室を知ってくれた人の中で”この教室に通ってみたい”と思う人の数はさらに少なくなります。したがって、ひとつの集客方法だけでは集客は成功しにくく、複数の集客方法を同時に試すことによって色々な方向から生徒を獲得することができるようになるはずです。

主な集客方法として挙げられるものは次の3つです。

ポスティング

ポスティングは教室の案内を印刷し、そのチラシを各家庭のポストへ直接入れる集客方法です。ポスティングのメリットは集客の範囲が教室から近い家庭となるので、その教室に通いやすい生徒を獲得することができる点です。
大人向けの教室では仕事の時間帯が人によって不規則なので難しいところもありますが、子ども向けの教室なら生徒を獲得しやすいかもしれません。

ただし、ポスティングはどんな人が住んでいるかわからない家のポストにチラシを入れていくので、労力に対して成功率は低くなります。例えば、女性向けの教室のチラシを男性が1人暮らししている家のポストに入れても捨てられてしまうだけです。

ポスティング
また、印刷代やポスティングを行う時間もかかります。バイトを雇ってポスティングを行ってもらう場合には、その分人件費がかかります。継続性もないので集客の効果は少し弱いのがポスティングの欠点です。

折込チラシ

折込チラシとは新聞に挟んで各家庭に配られる広告のことです。折込チラシのメリットは自分で配って回ることがないので時間や労力がかかることなく地元の人に届けることができ、ポスティングよりも広くて多くの量を各家庭に届けることができる点です。

ポスティングのチラシはよく見ないで捨てる人が多い中、折込チラシは地元のスーパーなどのお得な情報が載ったチラシが挟まれていることも多いため、目に留まる確率も高いでしょう。折込チラシは自分で配る手間がなく品質にもこだわっていて、業者によりますがポスティングの際に自分で印刷するよりも費用が安く済むこともあります。

ただし、ポスティングと同じようにチラシが届けられる範囲は比較的狭く、遠くから通ってくれる生徒を獲得するのが難しいというデメリットがあります。そのため、会社帰りに通える教室を見つけたいと思っている生徒がその折込チラシが配られる家庭の範囲外に住んでいる場合、その生徒から教室を知ってもらうのは難しくなってしまうでしょう。

集客にかかった費用に見合うような集客力があるかという問題でも、確実であるとは言えません。

ネット集客

今は何かを習いたいと思った時に、インターネットを使って教室を探すことも多いですよね。ネット集客はそういった層を狙い、集客をしていくのに適しています。

ネット集客としてよく使われる方法は2つあります。次の2つの他にも、習い事の情報サイトに掲載してもらうなどの方法もネット集客の方法となります。

ネット集客

ホームページ

教室のホームページを作ることは集客にも役立ちますし、ポスティングや折込チラシを見た人がもっとこの教室について詳しく知りたいと思った時にもホームページを検索します。そのため、ホームページがある教室とない教室では、ホームページがある教室の方が新しい生徒を獲得するのにも有利となります。

ホームページ作成は自分でもできますが、見栄えを良くして教室の価値を高めるためにはプロに任せたほうが良いでしょう。プロに任せる場合では安くても5万円程度かかり、それ以外にも年間でかかる費用があったり、検索の上位に表示されるようにするSEO対策をしていく必要があります。

ホームページのメリットは幅広い人に見てもらえる点にありますが、逆にデメリットは高額な費用がかかってしまったり、情報量の多いインターネットの中で埋もれてしまう可能性がある点です。オーダーが多ければ多いほど費用は高くなるので、安っぽくならないようなホームページを作るとともに、初期投資で赤字が大きくならないように注意したいですね。

SNS

最近では企業でもTwitterやFacebookなどのSNSを利用している会社が多くあります。企業がSNSを利用している理由は、多くの消費者にとって身近なSNSはたくさんの人の目に留まりやすく、宣伝効果も高いからです。これは教室でも同じなので、フラワーアレンジメントなど作品を作る教室では講師の作った作品をハッシュタグ付きでアップしたり、入会金割引キャンペーンや体験レッスンの情報をSNSで流すとことによって集客効果が得られます。

ピアノ教室などでもムービーを使ってSNSで聴いてもらうことによって、その教室で学んだことによる目標がイメージしやすくなるはずです。SNSは費用がほとんどかからずに教室をアピールできるのがメリットとなりますが、企業だけでなく一般の人にも幅広く使われているものなので、アカウントを見つけてもらうためには工夫が必要です。

習い事を検討していたりその習い事のジャンルに興味を持っている人から見つけてもらうだけではなく、自分でもその地域の人が使っているアカウントやそのジャンルに興味を持っている人を見つけて「いいね」やアカウントフォローをするなどの工夫をすることが重要です。

集客時に考えておきたい教室のコンセプト

企業などにもある”コンセプト”ですが、これがある教室とない教室では集客力は変わってきます。見た瞬間に惹かれるコンセプトがあったり、生徒から見て共感できるコンセプトを持った教室は人気のある教室になりやすいですし、ポスティングや折込チラシでも目に留まりやすくなるはずです。
だからこそ、自分がどんな教室を運営していきたいかをまず始めに考えて、それを売り文句としてプッシュしていくのが集客のコツと言えるでしょう。

教室の具体的な売り文句は何か

まず、教室の具体的な売り文句は何がピッタリかを考えてみてください。

ここで気にしなければいけないのは、他の教室と同じような売り文句では”この教室に通いたい”と思えるほどのインパクトに欠けるといった点です。自分が生徒側の立場に立ったつもりでまず同じジャンルの他の教室の売り文句を参考にし、それとはまた違ったオリジナリティのある売り文句を考えて差別化を図ってみると良いでしょう。

具体的には、次の3つのように短くてわかりやすい売り文句を考えてみてはいかがでしょうか。

  • 初心者でも簡単!家族を”毎日のご飯”でちょっと贅沢におもてなし(料理教室)
  • 体のアンチエイジングにも◎大人の女性のためのベリーダンス教室(ベリーダンス教室)
  • 今からでも遅くない!美しい文字がスラスラと書けるようになる書道教室(書道教室)

料理教室
コンセプトはその教室の特徴を短い言葉で説明してくれるものです。したがって、長い説明文を読むよりもスッと頭に入ってくるもので、コンセプトが合うと感じる場合には頭の中にそれが馴染んできます。

どの集客方法を使う時にも、コンセプトはわかりやすいように上のほうに太字で強調し、まずは教室が目指すものを理解してもらうところから始めましょう。

コンセプトの内容に共感してもらえるか

コンセプトを考えた後は、客観的な視点でそのコンセプトがたくさんの人に受け入れてもらえるものであるかどうかということを考えてみてください。その上でコンセプトがわかりにくかったり、ありきたりだと思うような場合には再度コンセプトを設定するべきです。

また、コンセプトを考える時にはある程度教室のターゲット層を絞っていく必要があるかもしれません。そのターゲット層に直接訴えかけるようなコンセプトを設定することで、その内容により共感してもらうことができ、集客に繋げることが期待できます。

ここに通いたいと思われる教室の3つのポイント

選ばれやすい3つのポイント
最後に、集客の基本ができた上でどんな教室が実際に生徒から選ばれやすいかといった3つのポイントをご説明します。

アクセスが良いこと

1つ目は、教室のアクセスが良いことです。教室のアクセスが良いかということは地元の人であれば人それぞれになってしまいますが、地元の人だけではなく他の地域の人にも通って欲しい場合には、駅からのアクセスが悪いことで教室に通うのを諦めてしまう人もいるかもしれません。

駅から近い教室や都心にある教室はその立地から家賃も高くなりがちですが、集客のためには強みともなることを覚えておいてください。

時間帯や月謝などの面で通いやすいこと

習い事をする時には時間が自分のライフスタイルに合うかや、月謝が高すぎないかということも大切なポイントとなります。例えば、主婦層をターゲットとして教室を開業する時には夜遅い時間帯ではほとんど生徒を獲得することができませんし、逆にOLなどをターゲットとする場合は日中だとほとんど通える人がいないでしょう。

住宅街なら主婦、ビジネス街ならOLなど立地に合わせて教室の時間帯を設定していきましょう。

月謝はその教室の平均を参考にするとともに、一度にどのくらいの生徒を教えられるかといったことも踏まえ、生徒が通いやすく教室としても黒字になる金額を設定してみてください。

実際にスキルが身に着くか

多くの人が教室に通う目的は”趣味”ですが、それとともにスキルが身に着くかということも重要です。実際に習い事はスキルアップや楽しみを増やすことを目的として始めるからこそ、”この教室を選びたい”と思う人が多いのです。

スキルアップするかどうかといった判断は講師の資格や実力、コンセプトなどが参考にされます。教室のコンセプトをしっかりと設定するだけでなく、講師の自己紹介もあわせて載せておくことで集客の成功にも繋がります。

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