音楽・楽器

遊びながら能力開発!0~3歳児向けリトミック教育「田村麻理子リトミック教室」

小さいうちから音楽に触れさせてあげたい。そんなパパママの気持ちをうけ、赤ちゃんから受講できる「幼児リトミック教育」は人気の幼児音楽教育です。よく耳にするようになった「リトミック」。一生を通して子供のいろいろな能力を伸ばす基礎作りに役立つといわれますが、まだ言葉もわからない赤ちゃんへの音楽教育はどのように行われるのでしょうか?また幼児向けの入園前教育の場合、幼稚園入園と同時にみんなクラスを卒業してしまうため、つねに新しい生徒さんを迎え入れなくてはなりません。教室運営はどのような心がけで向き合っていくべきか「幼児リトミック教育」を行う田村麻理子(たむら まりこ)先生にお話を伺いました。

2017年09月15日更新

田村 麻理子(歌手)

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遊びながら子供の能力を引き出すリトミック

「リトミックはスイスで生まれた音楽教育法です。『音楽』は人間にとって最も自然な表現方法だから『音楽』を通してお子様に優しく、深く働きかけるのです。リトミックは、楽しみながら、笑顔沢山の中、確実に子供さんの能力を伸ばしていく事が出来ますよ。」

明るくエネルギッシュに語り始めた幼児向けリトミックの先生・田村麻理子(たむら まりこ)さん。子供たちに大人気の「しまじろう」のショーやホームページで歌と踊りの「まりこおねえさん」を務めたり、テーマパークのショーにも出演しています。会ってすぐに周りを引き込む明るさと人懐こさは先生としても存分に発揮されています。

「楽しくなければ音楽は続きません。リトミック教室は音楽教育というだけでなく、赤ちゃんや子供が初めて出会う『自分のコミュニティ』だと思っています。」

リトミックの醍醐味「即時反応」が子供を伸ばす

田村先生が教えているのは0~3歳という、幼稚園に入る前のお子さんたち。最も早いタイミングだと、お座りをできるようになった赤ちゃんから始められます。言葉も通じない赤ちゃんに、どうやって教えていらっしゃるのでしょうか?

「私のレッスンではストーリー性を大事にしています。クラスは午前中に行うので、まずはおはようの歌を歌います。それから可愛いパペット(手に被せて動かすお人形)を使って『今日もこの子たちとリトミックがんばろうね~』というように導入をします。イラストや絵本など、お子様が目でもワクワクするものを使ったり、季節のうたを歌ったり、手遊び・リズム遊びや、ベビーマッサージを取り入れながら、子供を惹きつけて飽きさせない工夫をしてレッスンをしていきます。」

1クラスはだいたい10人ぐらいまで、基本的にリトミックは0〜3歳児クラスまで全て親も参加します。一緒に参加するのはお母さんが多いですが、休日だとお父さんが来てくれることもあるそうです。

リトミックの最も基本的なレッスンは「即時反応」といい、先生の弾くピアノにあわせて歌ったり踊ったりの表現をすることです。大事なのは録音された音源でなく、先生がその場でピアノを弾いてあげること。その場で出す音の大小強弱(ダイナミクス)を子供に感じてもらい、自分なりに表現してもらうためです。歌う子も、踊る子も、楽器を鳴らす子もいます。

リトミックの「即時反応」では自分が感じたことを瞬間的に周囲に表現するように促されます。子供の耳と脳と身体を一体化させ、心の瞬発力を鍛えるイメージです。「即時反応」が伸ばすといわれる能力は、基本的な音楽能力(音感やリズム感、拍感)だけでなく、集中力・想像力・社会性などが挙げられます。これから子供達が受ける他の教育を充分に吸収し大きく伸びていく為の基礎・受け皿造りをすると言われています。

とくに社会性についていうと、リトミックではグループでレッスンをしますので、他の子と一緒に課題に取り組み、自分と違う表現を受け入れることが必要となります。他人を受け入れる事を覚え、幼いながらチームでの一体感や仲間意識、他人を思いやれる心を育てるのです。田村先生はリトミックは幼稚園前の子ども達の初めての社会であり、コミュニケーションの場であるとおっしゃいます。自己表現を臆さず出来る人格や、周りとのコミュニケーション能力が高い子供に育っていくといいます。

リトミック・クラスはママも一緒に楽しい!

「親子リトミックでは、お母さんもお子様と一緒に身体を動かしてレッスンに参加して頂きますので、お母さんもリフレッシュできますよ。笑顔が多いクラスを心がけているので、お子様の笑顔をたっぷりと見ていただけますし、課題に挑戦するお子様の姿から成長を感じられるはず。お家に帰ってからも楽しめる音楽を通した親子のコミュニケーション方法も沢山持ち帰って頂けます。」

お母さん同士のコミュニケーションも生まれ、孤独になりがちな0歳児育児のいい息抜きになるというお母さんも多いとか。幼稚園に入る前のお子さんとの時間を有意義に過ごしたいお母さんにとってもリトミック・クラスは魅力的な選択肢かもしれません。

「親子リトミックといえば、以前、勤めていた音楽教室での面白いエピソードがあります。妊娠中のお母さんが、上のお姉ちゃんのリトミック・クラスに付き添っていました。生まれた赤ちゃんは誰が教えたわけでもないのに、お姉ちゃんのレッスンを見ながら音楽に合わせてピッタリ拍をとっていたんです!」

幼児リトミック教育を始めたきっかけ

田村先生ご自身も5歳で習い始めたピアノ、大学で学んだ声楽、そして現在の歌手活動・音楽教育など、音楽とともに過ごしてこられたそうです。幼児リトミック教育を始めたきっかけをお伺いしました。

「歌手としての仕事で、お子様・ファミリー向けのユニットを組むことになり、少しでも乳幼児のお子様の心を掴みたい、と仲の良い友人に話していたところ、友人のやっているリトミックを進められ、勉強をはじめたことがきっかけです。しまじろうの『うたのおねえさん』や、お子様向けコンサートを通してこれまで数多くの親子と出会って来ましたが、お父さんお母さんは、子どもの喜ぶ顔、笑顔を見るのが一番の幸せなんだといつも実感します。」

今考えると自分もリトミック教育の影響を受けて音楽人生をスタートさせた、という田村先生。大好きだったピアノの先生が国立音楽大学出身だったのだそう。国立音楽大学は日本で最初にリトミックを紹介し、現在でもリトミック学科を擁する日本リトミックの草分けです。ご自身と音楽との幸せな出会いを振り返り、田村先生はこうおっしゃいます。

「習いごとは一番最初がとても肝心だと思います。将来、音楽を職業にする・しないに関わらず、はじめて音楽と出会うお子様には音楽を楽しい、と感じて貰いたい。そして、一生のお友達になってほしい。私も音楽のお勉強をはじめた幼少期、ピアノのレッスンで習った事を、お家に帰ってからも楽しくて音遊びをしていました。例えば、大好きなディズニーアニメーションの映画の曲の真似っこをしているうちに…というふうに…気がついたら、いわゆる絶対音感というものがついていました。無理やり勉強しようとしたことではなく、音楽をたのしく感じたからなんです。今では、音楽は、なくてはならない私の一生のお友達です。」

親子のかけがえのない時間をサポートしたい

「私自身が、レッスンをしていて、お子様の豊かな発想や、可能性に、いつも驚かされています。それは、表現のお仕事をしている私も勉強になるほどです。」

現在、田村先生は新しいリトミック教室を立ち上げようとしているところです。ご自身も子供が大好きだという田村先生は、幼稚園入園までのお子様とお母さんとの大切な親子の時間を、かけがえのないものにするお手伝いができたら…と考えているそうです。0~3歳児向けのリトミックだと、どんな生徒さんでも幼稚園入園と同時に卒業していってしまうので、つねに新しい生徒さんを集める努力をしなくてはいけないですよね?どのようなアプローチが良いのでしょうか?

「私の行うリトミックは、0~3歳という事で、遠方から通うというよりは近所の生徒さんが圧倒的に多いです。この様な地元密着型の幼児教育は、お母さんのコミュニティの中に溶け込むのがとても大事だと感じます。口コミもとても多いです。やはり、より素敵なレッスン内容を心掛ける事が、ご近所の輪が広まるコツ、でしょうか…。」

新教室でも田村先生の明るい元気なパワーがたくさんの子供たちに届くといいですね!

「子ども達の、キラキラとした豊かな発想や、可能性を少しでも伸ばせたら…と願っています。リトミックをしていた生徒さんは、幼稚園に入園してからピアノレッスンへ導入し易かったというお話も聞きます。確実に拍感、リズム感、音感がついていて、様々な音楽を感じ、身体いっぱい表現をすることができるからです。私のリトミック教室が親子で一緒に、心身ともに解放の時間、触れ合いの時間になって欲しいなと思います。」

お教室を毎回楽しみにしている小さな生徒さんたちの笑顔が見えるような、そんなインタビューでした。

(写真と文:小林晶子)

スクール情報

■田村先生のブログ:https://ameblo.jp/chibimariyang
■教室住所:未定・現在開校準備中
■お問い合わせ:準備中
■対象年齢:0~3歳児(赤ちゃんは首が座った頃から参加頂けます。基本的に保護者の付き添いが必要です。)
■開校予定時間帯:
(1)今年度1歳になる月齢クラス 9:40〜
(2)今年度2歳になる月齢クラス 10:30〜
(3)今年度3歳になる月齢クラス 11:20〜
■月謝:月3回4800円(各40分間)

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