今どきの「オンナの手に職」はプログラミング! 女性の自立を応援する「GeekGirlLabo」

働き方が変わってきた…よく耳にする言葉です。変化する社会で自分の働き手としての価値を上げるためには、いったい何をすればいいのでしょうか。特に女性の場合は自分で積極的に働き方を変えようと思わなくても、結婚や子育てといったライフステージの変化に伴って、働き方を変えざる得ないことがあります。オンラインでのプログラミング教育という手段なら、忙しく働く女性たちのニーズを確実に受け止め、生き方をサポートしていける、そう考えるのが「GeekGirlLabo」の柳田先生です。

2017年08月30日更新

趣味・仕事・起業

asami-yanagida 柳田 亜沙美(プログラマー・GeekGirlLabo代表)

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「GeekGirlLabo」は「プログラミング女子のラボ」

女性の自立のためのプログラミングスクール「GeekGirlLabo(ギーク・ガール・ラボ)」。
このスクール名、意味はずばり「プログラミング女子のラボ」。プログラミングというとなんとなく理系男子のイメージがあって、文系が多い女子はプログラミングを習うのには二の足を踏んでしまいがち。

「私も文学部出身なんです。大学の専攻学部が文系・理系というのはあまり関係がありませんよ」と笑顔で励ましてくれるのは「GeekGirlLabo」の社長でもある柳田亜沙美(やなぎだ あさみ)先生。ご自身も機械加工メーカーで手書き伝票処理をしていた事務職からプログラミングを学んで起業家へと人生を切り拓いた女性です。

柳田先生のスクール「GeekGirlLabo」は2つの特徴があります。一つは女性を対象にしたプログラミングのメソッドを組んでいること、もう一つはオンライン学習に特化していること。柳田先生はプログラミング教育を通して女性の生き方の選択にコミットしたいと考えています。

女性の生き方、働き方、幸せに携わりたい。

「プログラミングができる人には、未来を切り開く力があると、わたしは思います。」
自社ホームページのメッセージでも女性の生き方の選択をサポートしたいという強い意志を伝える柳田先生。でも最初に会社を作ったきっかけはごく自然な仕事上の流れだったといいます。

「自分がSEとしてフリーランスで独立するぐらいのスキルを身に付けたころ、個人事業主登録が必要になりました。どうせ登録するなら会社登記でもどちらでもいいかな、法人のほうが売上げが大きくなった時の税制や社会的信用が高いぶん有利かな、ぐらいのノリで会社を作ったのが始まりです。」

若い女性が自分の生き方を模索し、まずは手に職をつけ独立してみるというのはよくあるケースです。柳田先生も自分が食べるのに精一杯という期間はそれなりに長く続いたといいます。

「自分でHPを作る、システム開発を受注するお仕事を受託し始め、なんとか自分で食べられるかなというところからスタートし、これなら大丈夫だなと確信できるようになるまで3年ぐらいかかりました。これぐらい稼げたらいいなぁ、という売り上げ目標がようやく達成できたとき、自分がここから先、何をすればいいのか、次の目標が見えなかったのです。システム開発会社として組織を大きくすることには魅力を感じなかったというのもあります。」

次の目標を模索していたときに幼馴染と再会します。彼がほぼボランティアの消防団として危険を伴う活動を引き受け「誰かがやらないといけないから」と地域の安全に尽くしているのを知り、社会的な貢献や使命というものを真剣に考えるようになったといいます。収入ではなく、誰かのために何かをできる自分になれたらなぁ。誰かのために自分の技術と時間を使って、人の生き方、働き方、幸せに携わりたいなぁ。そう思ったのが柳田先生のスクール「GeekGirlLabo」の原点です。

「女性はプログラマーに向かない」のウソ

プログラミングを使えることが女性の「手に職」であるという考え方はまだ浸透していません。これを読んでいる中には、女性ってプログラミングに向かないんじゃないの?と思う人すらいるかもしれません。正直なところ、プログラミングの適性に男女で性差はあるのでしょうか?

「男女で適性の性差はないと思います。男女問わず、向いている人は向いているし、あまり向いていない人は男女問わず向いていないんです。」

性差がないとすれば、なぜ「女性のためのプログラミングスクール」とあえて女性に特化したのか、理由をお伺いしてみました。

「新入社員教育などで男女混合のクラスを教えて実際に感じるのは、男性と女性で適性自体に違いはないものの、理解のプロセスはちょっと異なるかも知れない、ということです。新しい家電を買ったときに、女性はまず使ってみる、ボタンを押してみて何が起こるか試してみますよね?男性はマニュアルを通読して理解するまでボタンに手を触れない、というタイプが結構います。マニアックな機能を喜ぶのも女性より男性が多い気がします。」

言われてみると、家電を買ってきて箱を開けるなりマニュアルを徹底的に読み込む女性はあまりいませんね…そういうことをするのはだいたい男性だというのは納得です。

「女性はまず手を動かしてみる、その結果を身をもって実感するというのを大事にするんです。女性が新しいものに触れた時の行動パターンを意識して、プログラミング・メソッドを組んでいるのが『GeekGirlLabo』の特徴です。」

「とりあえず3年」の女性はプログラミングを選択肢に!

「GeekGirlLabo」の2つめの特徴である「オンライン通信教育に特化」している理由ですが、これは現在の受講生たちのバックグラウンドを見ると、その理由がわかります。

「現在受講なさってる生徒さんは30代が中心です。年代的にお子さんがいらっしゃる方が多く、子育てと仕事とのバランスをとるためにプログラミングを学び、在宅ワークの働きやすさを求める方が多いですね。そのため、GeekGirlLaboは、通学制ではなく、好きなタイミングで好きな場所で学べるように、オンライン形式にしています。

女性は結婚・出産をすると独身時代と同じ働き方をしようとしても出来なくなることがあります。ひと昔前までは自宅で出来る『手に職』の仕事というと内職的なイメージがありましたが、今はプログラミングを学ぶことで、どこでどうやって何をして生きていくか、自分で決められるのです。」

子育てでキャリアを中断したり、収入が著しく少なくなってしまう女性が多いことを考えると、プログラミングを学ぶことが女性にどれほどの可能性を与えてくれるのか真剣に考えたいところです。柳田先生は現在の30代の受講生に加えて、20代の女性にもプログラミングに目を向けてほしいと訴えます。

「いちばんプログラミングを学んでほしいのは、じつは20代半ばの独身女性です。30代の女性が子育て期にプログラミングに出会うと、子供がいて・新しく学んで・実務経験を積む・という3つに同時に取り組まなくてはなりません。これは思っているよりも大変なことです。20代半ばの独身女性がプログラミングが女性に与えてくれる可能性にもっと早くに気づいて、子育て期に入る前に『手に職』をつけてくれればと思っているんです。就職して『とりあえず3年』って転職などを考えたりするタイミングですよね?このタイミングの選択肢にぜひプログラミングを加えてほしいと願っています。」

即戦力となるプログラマーの育て方

女性の働き方にコミットする「GeekGirlLabo」ですが、オンラインの通信教育でどこまで即戦力を育てることができるのか?という疑問も湧いてきます。ここで実際のスクールの学びの流れを教えていただきました。

「GeekGirlLabo」のコースはどれも最短距離で技術が身につくスキルセットをパッケージにしています。提出課題や質問については担当チューターが個別に一対一で回答してくれます。コースを修了するとその仕事をするのに、技術的には問題がないというレベルのはずです。でも現場で重視されるのは「プログラミング力」よりも「社会人力」だと柳田先生は言います。

プログラミング能力が達者でも、いわゆる「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)」といったコミュニケーション能力、チームワーク、ビジネスマナーなどがなければ一緒に仕事をするのは難しいもの。このため「GeekGirlLabo」にはインターン制度(実際の仕事を体験できる機会)があり、同社が受託した実際のプロジェクトに入ってオンラインで働いてみることができます。

「GeekGirlLabo」のインターンシップ・プロジェクトではチームで仕事をするので、助け合って成長していくことができますし、チームビルディング(メンバー構成)には新人だけでなく、アドバイスができる経験値を持っているメンバーを加えています。プロジェクトでの評価制度は、一般の会社員の人事評価と同じです。Sランクを取り続けた人は「プロフェッショナル認定」、どこでもやっていけるレベルのスキルとコミュニケーション能力を兼ね備えた人材というお墨付きをもらえるのです。

卒業後もオンラインの卒業生コミュニティがあり、これを利用することで不安を感じずにフリーランスの世界に入っていけるといいます。一人で解決しきれない、誰にも頼れない…こんな状況に仲間がオンラインで気軽にアドバイスをしてくれるそうです。

さらに在宅ワーカーの最大の悩みと言えば、自分で仕事を取らなくてはならないこと。大きく2つの方法があり、オンラインでのクラウドソーシング(ネットを使って仕事を募る在宅ワークスタイル)か自分で営業をしていくことになりますが、営業力が必要となる人のために「営業コース」もあるそうです。

「優秀なプログラマー」とは?

先日、大手ネット企業内での「女性はプログラミングに向いてない」という爆弾発言が世間の注目を浴びました。実際、プログラミングに向いているひと、優秀なプログラマーになれる素質のあるひととは、どんなタイプなのでしょうか?ご自身が優れたプログラマーである柳田先生に質問をぶつけてみました。

「めちゃめちゃすごいプログラマー、というのとホームページを作成するぐらいのスキルというのは別です。プログラミングの第一歩でもあるHTML、CSSといったWeb制作のスキルでいうと、頑張れば誰でもそれなりにできるようになります。その先のプログラミングになると論理的思考能力が必要になります。

数学の計算をプログラミングに使うこと自体はあまりありません。たとえばゲーム開発でガチャの確率計算や、金融系のシステム開発では利息の計算をする時に数学の知識が必要になることはありますが、義務教育レベルの知識があれば問題ありません。プログラミングに必要な論理的思考能力とは『ここがこうなったから』『こうなる』という、証明問題を考えるときに似た頭の使い方です。これがどうしても苦手な人というのはスーパー・プログラマーになるのは難しいかも知れません。」

柳田先生は、なるべくたくさんの女性がプログラミングを学んでみたほうがいい大きな理由を教えてくれます。

「HTMLやCSSといったWeb制作のスキルに才能などはあまり関係ありません。また、実際にプログラミングをしてみないと才能があるかどうかもわからないのです。プログラミングに触れることなくプログラマーとしてのすごい才能を眠らせたままの女性がたくさんいるかも、とも言えるんですよ。」

プログラミングなんて考えたこともない女性が、じつはスーパー・プログラマーとしての才能を持っているかも知れない。これは夢がある話ですよね。自立した人生選びだけでなく、隠れた才能も開花させることができるかもしれない、とすれば女性がプログラミングを学ぶことは思っている以上にメリットが大きいのかも知れませんね。

(写真と文:小林晶子)

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